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第16回 羽佐間道夫<シェーンコップ>「2001年DVD制作時インタビューより抜粋」

長年コンビを組んでいた故富山敬氏との最後の作品となった『銀河英雄伝説』

 ヤンの幕僚であり、「薔薇の騎士連隊」連隊長のシェーンコップ。白兵戦に優れ、キルヒアイス、ロイエンタールとの一騎討ちの場面は、本作品中でも圧巻である。女好きの毒舌家、洗練された二枚目のシェーンコップを演じた羽佐間道夫が、『銀河英雄伝説』について語った。

 

――シェーンコップという人物に対する印象をお聞かせください。

 えらく格好のいい人ですよねぇ……。僕は、アニメーションでは、昔、『巨人の星』(速水譲次役 1968〜71年 よみうりテレビ)などに少し出演したり、『赤毛のアン』(1979年 フジテレビ)でナレーションをしたりしたことはあるのですが、“役”と言える役柄を演じた経験はあまりなかったんです。そんな中で頂いた仕事がこの作品のシェーンコップなのですが、僕の印象では、ハードボイルド、例えばミッキー・スピレーン(※)などの作品に出てくる弁護士のようなイメージですね(笑)。周りのものをバサッと斬り捨てるような冷淡な雰囲気を持ちながら、どこか人間的な魅力がある……、そういう人物でしたねぇ。
 娘との再会やその後の感情的なすれ違いを描いた部分を見ると、『銀河英雄伝説』という作品における一種の“メロドラマ的”な要素をシェーンコップが背負っていたような気がします。外伝(『千億の星、千億の光』)では、ヴァレリー役の土井美加さんとのラブシーンもありましたね。凄いラブシーンだった……(笑)
 僕は、洋画の吹き替えでは二枚目の役を演じることが多いのですが、どちらかと言うと、非常に軽妙な雰囲気の役が多いんです。ウディ・アレンとか、ディーン・マーチン、『俺はハマーだ!』(1987年)のハマーなど、ちょっと“くすぐり”が入っているような役が多いのですが、シェーンコップは、とても生真面目な役でした。いつもやっている普通の洋画吹き替えの仕事とは少し違っていて、最初は「着いていけるかなあ」という感じがありましたね。

――『銀河英雄伝説』という作品について、どのように思われますか?

 一言で言えば、非常にゴージャスな作品だったと思います。洋画の吹き替えでは絶対にご一緒できない声優がたくさんいました。やはり石黒(昇)さん<監督>や明田川(進)さん<音響監督>の功績なのか、よくこれだけ網羅したなあと思うくらい、いろいろなジャンルの、老いも若きも全部の声優が出ていたという感じで、とても思い出深い作品になりました。今後、もう2度とできないんじゃないかなぁ……。それに、“言葉”をとても大切にしている作品だったように思います。

――アフレコに際して、何かエピソードがありましたら、お聞かせください。

 僕は、あまり肩肘張ってやっていたわけではありませんでしたね(笑)。むしろ、とてもリラックスしてやっていたのではないでしょうか。 
 現場では、富山敬さんと一緒になることが多かったのですが、敬さんとは、『特攻野郎Aチーム』(1983〜87年)という作品で共演していて、コンビを組んでいた時期が長かったんです。僕は、絵がストップモーションになっていて、“口がここで動きます”という合図が出てくるような、アニメーションのアフレコに慣れていなかったので、随分、敬さんに教えてもらいました。「今、ここで出るんですよ!」「今の台詞は、あそこで切った方がいいんじゃないですか?」なんていろいろ教えてくれて、僕の方が年上ですが、この作品では彼が僕の師匠でしたね(笑)。  (富山さんが亡くなられたことは)本当に残念でした……。この作品が、敬さんの最後の作品になってしまいましたね。

※ミッキー・スピレーン(米、1918年〜):アメリカのハードボイルド作家で、一世を風靡した『マイク・ハマー』シリーズの原作者として有名。



< 羽佐間道夫  プロフィール>

10月7日生まれ、東京都出身。ムーブマン代表、所属。
ナレーションの功績により2001年第18回ATP賞個人部門で賞を受賞するなど、ナレーション界の第一人者である。出演している主なアニメーション作品には、TVシリーズ「巨人の星」(速水譲次役 1968〜71年 よみうりテレビ)、TVシリーズ「赤毛のアン」(ナレーション 1979年 フジテレビ)、TVシリーズ「超時空要塞マクロス」(ブルーノ・J・グローバル艦長役 1982〜83年 毎日放送)、TVシリーズ「MONSTER」(シューバルト役 2004〜05年 日本テレビ)などがある。

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